2015年3月10日火曜日

【05】Googleインパクトチャレンジに応募しました(Hiromi Tsuchimoto)

このたびマドレボニータは第一回Googleインパクトチャレンジに応募しました。ファイナリストの発表3/16までドキドキしつつ、メンバーをブログで紹介していきます。第一弾(なんだか胸がザワザワ)  第二弾(いろんな人と手を携えて)   第三弾(夫婦で参画するということ)  第四弾(データを通して見えて来る世界)に続きまして、正会員の土本広美さんのストーリーです。


第三の場をもつことの豊かさ

正会員の土本広美です。(一番右が私です。)



私がGoogleインパクトチャレンジの存在とマドレボニータがチャレンジすることを知ったのは前出の村上真美さんが「応募するらしいよー」と声をかけてくれた時。


真美さんと第1回の記事のりえぞうさんとは、職場が近いこともあって会員仲間として何度かランチをご一緒して、マドレボニータの活動についてアツく語り合う仲。

ただ、真美さんの話を初めて聞いたときの私は、こは何ぞや?と、それこそググる始末。




サイトを開いてその内容を見た瞬間、世界を変えようとしているマドレボニータの「ビジョン」と、前出のりえぞうさんの記事にもあったようなマドレボニータの事務局の働き方=「実存」とが、ピッタリ合致しするような感覚を覚え、これにチャレンジするることの
多大なる可能性を感じました。




しかし、テクノロジーにも詳しくなく、これといった得意技もない私が、このチャレンジの中で、自分に何ができるかは全く見えておらず、心の隅で迷ったまま、日々が過ぎて行きました。


そんな時、関口夫妻と真美さんとランチをご一緒する機会があり、Googleインパクトチャレンジのことをお話なさっているのを見て、あーやっぱり、加わってみたい!という思いがふつふつと沸きあがり、私も参加したいです!と声を上げ、アイデアを出したり、ディスカッションに参加したりし
たのでした。

加わってみたい!と声を出すことで何かが動く、ということには、実は確信がありました。その確信とは、最近手ごたえを感じた、「参画」への手ごたえから来たものでした。

マドレボニータの正会員になって2年。
NECワーキングマザーサロンというマドレボニータの事業を中心に、様々なイベント等に参加・参画して来ました。





 その経験から気づいたのは、マドレボニータの使命は産後ケアに必要性を啓発し、誰でも産後ケアが受けられる世の中にすること、でも、マドレボニータのもう一つの役割である「参画の機会」の創出…つまり、その先にある「市民が力を発揮するためのプラットフォーム」を用意するという役割にこそ、最もその魅力があるのではないか、ということです。




先日、ある人に、マドレボニータの正会員って、どんな特典あるんですか?って聞かれたんです。


私は、マドレボニータの運営について総会における議決権があるんだよ、とか、マドレジャーナルっていう機関誌をもらえるんだよ、とか、サイトに載っている一通りのことを答えた後で、あれ?私が正会員を続けてる意味ってそこじゃないな、って思ったんです。


マドレボニータを応援することは社会貢献の一環で尊い。もちろんそれだけで十分なのかもしれませんが、そこにとどまらない、いや、その先のことに魅力を感じています。


それは、マドレボニータという名のもとに集まった人たちとの出会いであり、産後ケアを広めたいという使命のもと協働して様々な場を作って行く「参画」にあります。



そして、このGoogleインパクトチャレンジへの応募は、インストラクター、スタッフ、会員の有志、そしてそのパートナー…といった多様なメンバーによるチームによって実現したものであり、まさにNPO法人マドレボニータというプラットフォームを通じた「市民の社会参画」それを体現する取り組みだったと思っています。

私も実際その恩恵にあずかる一人。
私は仕事を持っていますが1人で黙々と行う仕事なので、「第3の場」=「マドレボニータの会員活動」を通じて、「チームで取り組むこと」「場を作ること」についての学びを得ています。

そしてこの学びは、自分の仕事の場面でも活かされています。

仕事もして、子育てもして、さらに何か活動するって、タイヘンじゃない?と言われることもありますが、むしろその逆です。

第三の場をもつことによって、仕事にも子育てにもその恩恵は還元されていて、それによって得た経験や仲間は、自分の人生をより豊かにしてくれているのを実感しています。