2016年5月30日月曜日

【開催報告】企業向けセミナー「女性活躍推進のレバレッジポイント『積極的な育休活用』」

こんにちは。マドレボニータ事務局スタッフの太田智子です。



去る5月25日(水)、企業の人事担当、ダイバーシティ、女性活躍推進などのご担当の方を対象としたセミナー「女性活躍推進のレバレッジポイント『積極的育休活用』」を開催しました。

育休取得者の復職支援となるプログラムをもつ2つの非営利団体(一般社団法人ドゥーラ協会さん・NPO法人サービスグラントさん)との合同で開催した今回のセミナー、当日は約50名の企業のご担当者やメディアの方にご参加いただきました。
また、今回会場は日本財団さまのご厚意で日本財団ビルの2階の大会議室をお借りできました。




第1部では、まずキーノートスピーチとして、マドレボニータ代表理事の吉岡から、「積極的育休活用の必要性」と題し、女性活躍推進の隠れたレバレッジポイント「積極的な育休活用」の考え方、見過ごされてきた育休中の課題、これからの企業に求められる新しい復職支援について、データも交えお話しました。



これまでもマドレボニータでは、一言で「産後」と表現されがちな期間を3つの時期に分け、それぞれの時期で、産後女性の心身の状況も必要なケアも異なることをお伝えしてきました。

今回、この3つの時期それぞれのケアや課題解決のプログラムをもつ3団体が、その時期の特徴と自団体のプログラムの紹介を行いました。

「妊娠中〜産褥期(出産〜産後8週間)」のポイントは、一般社団法人ドゥーラ協会の代表理事宗祥子先生と、事務局の有山美代子さんから。





「産後リハビリ期(産後2〜6か月)」のポイントは、マドレボニータの太田から。




「復職準備期(産後7か月〜)」のポイントは、NPO法人サービスグラントの津田詩織さんが紹介しました。




第2部はパネルディスカッション。サービスグラントの代表理事・嵯峨生馬さんの進行のもと、育休中に3つのプログラムを利用して復職した「積極的育休取得者」と、研究者の藤澤理恵さん(株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 研究員)、ドゥーラ協会の宗祥子先生、マドレボニータの吉岡が登壇しました。




パネルディスカッションでは、利用者に育休中のそれぞれの時期を振り返ってもらい、各時期に適切なプログラムを受けて得られた気付きや変化をシェアしてもらいました。

さまざまな話題が上がりましたが、いくつかキーワードを挙げてみます。

自分や家族の健康の大切さ
産休に入る前には、意識していなかったが、実際に「産後」を迎えてみると、その重要さを痛感したとの声。
産前からの意識と備えが大切ですよね。

育休中は働く意味を内省し、個人・職業人としてのアイデンティティの再構築の機会
藤澤さんのご研究内容のシェアから、この切り口でもディスカッションが行われました。
最初は漠然と「不安」としてあったものを、マドレボニータのシェアリングや教室で出会った仲間とのコミュニケーションや「ママボノ」でのプロジェクトマネジメントの経験で「課題」として捉え直し、またその解決のためのアクションまで育休中に着手できたということが浮かび上がってきました。

企業でこうした育休支援を「制度」として取り入れること
この「漠然とした不安」は、適切な「どうしたい?と問われる機会」があれば、自分が実現していきたい道を探していくきっかけになります。
この機会を自力で見つけられる人だけでなく、企業が制度として取り入れることで全ての人に開かれていくようにしたいという意見に対し、登壇者一同深くうなづいていました。

育休中は勤めている企業の外にネットワークが開かれていきます。その中で個人がさらなる力を発揮することは、復職後に社内にも還元されますし、そうした企業や個人が増えていくことは社会全体のイノベーションにもなっていく…という話で締めくくられました。


終了後も登壇者と参加者や参加者同士の交流が見られました。
登壇者と運営スタッフで記念撮影。

終了後のアンケートでの満足度(10点満点)は平均8.7点でした。
いくつかご感想を紹介します。
  • とてもわかりやすく、興味深かったです。これまで制度に関するセミナーには度々参加してきましたが、「積極的な育休活用」の視点で考えたことはなかったため、とても参考になりました。
  • 現在、会社のコミュニティで女性活躍推進関連のプロジェクトに参加しているので、育休からの女性活躍というのは目からうろこでした。早速持ち帰り、プロジェクトメンバー及び役員提出資料に反映させたいと思います。
  • ボリュームのある内容を大変に分かりやすくコンパクトにまとめてご紹介いただきありがとうございました。様々な課題が見えてきました。とても勉強になりました。
  • 内容はもとより、構成、シンポジウムの展開もとても良かった。配布物も充実していた。時間が短いと感じました。育休中のお母さんの気持ちを知る機会は少ない、もっと社会全体でクローズアップしていくべきですね。
  • 産褥期から育休復帰まで体系的に支援できるようになっていてわかりやすかった。

今回は、テーマや提案内容だけでなく、構成や充実した資料も好評いただきました。当日のスライドを公開しておりますので、ご関心あるかたは是非ご覧ください。
画像をクリックするとスライドのページが開きます。

後日、サービスグラントさんのサイトにてあらためて開催報告予定(第2部のパネルディスカッションはログも掲載します!)です。公開されましたらFacebookにてお知らせいたします。

なお、今回のセミナーにいらっしゃれなかった方も、このテーマや各団体のプログラムにご関心おありでしたら、
ぜひ各団体へお問合せくださいませ。資料のご送付や訪問またはお電話でのご説明をさせていただきます。

マドレボニータへのお問合せはこちらの問い合わせフォームからどうぞ

また、マドレボニータの法人向けプログラムについては公式サイトでも概要をご紹介しておりますので、併せてご参照ください。


私たち3団体は、これからも「女性活躍推進のレバレッジポイント『積極的な育休活用』」についてさまざまな発信・提言をしてまいりますので、引き続きご注目ください!!



  

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